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 S→R→S…

S→R
『朝起きたら、お前に手紙を書きたくなった。

元気にしているだろうか?

泣いていないか?

食事は満足に取っているか?

不安なわけではないが、心配ばかりが増えてしまう。

……この手紙が届くかは分からない。

けれど、もし届いたら、この祈りもお前に通じていくように

S』



R→S
『誰かと思ったよ!

名前は書かない方が、いいんだよね……。

手紙、ありがとう。

すごくすごく嬉しかったよ! 

あのね、ぼくは元気でいるよ。

きみは元気?

怪我してない?

無理してない?

笑ってる?

この手紙が届きますように。

きみが、今日も笑っていますように。

R』



S→R
『祈りが通じたようだ。

手紙の返事をありがとう。

これも、ちゃんと届くと良いのだが。

俺の心配はしなくて良い。

怪我もしていないし、無理もしていない。

お前の手紙を読んだら、笑顔にもなれた。

弟も、お前が元気で嬉しいそうだ。

また、皆で会える日が来ればいいな。

S』



R→S
『いつもきみからの手紙を持ち歩いてるよ。

お守りにしてるんだ。

きみには会えないけど、傍に居てくれてるみたいで嬉しいよ。

元修道会の弟さん、だよね。

一緒にいるんだね。

きみがひとりでなくて、とてもうれしいです。

今日はお庭に可愛いピンクのお花が咲いたよ!

R』



S→R
『静かな夜に、この手紙を書いている。

星が今日はまぶしいくらいで、明りには困らない。

こんな星空をお前も見上げてるんだろうか。

お前もこの空を綺麗だと思って居れば、すごく嬉しい。

道端に咲く花を見て、庭の様子を思い出した。

水やりは大変だろう?

怪我をしないようにな。

S』



R→S

『すみれが咲いたよ!

えへへ、嬉しくて一番に書いちゃった。

お庭にすみれが咲きました。

押し花にしたので一緒に送るね。

なにかに使ってください。

星が明るい夜……ぼくも同じ空を見てたかも知れない。

星が流れたのを見た?

お願いごと、ちゃんとしたよ!

叶いますように!

R』




S→R
『手紙と贈り物をありがとう。

そのままだと壊しそうだったので、押し花はしおりにしてもらった。

弟から日記を一冊もらったので、それに挟んで使っている。

綺麗だ。

お前と同じ花を見て、お前と同じ空を眺めていたのかと思うと、それだけで嬉しい。

ありがとう。

S』



R→S
『君に手紙を出すのも、何通目かな。

なにを書けばいいのか、ずっとドキドキして、考えながら書いてるんだよ。

楽しかったこと、いっぱい話したい。

……話したいよ。

きみの、状況が悪いと聞きました。

きみは元気でいる?

本当に?

……手紙、待ってるね。

ずっと待ってるね!

R』



S→R
『留守にすることが多く、返事が遅くなってすまない。

なにを書けばいいのかも、迷っている。

……不安にさせて、すまない。

俺も、お前と話がしたいよ。

会って、大丈夫だと言ってやりたい。

……お前からの手紙と、しおりを持ち歩いている。

お守り。

ずっと、一緒だ。

S』



R→S
『大事にしてくれてありがとう。

手紙も、しおりも。

ぼくだと思って、ずっと持っててね。

ぼくも、きみの手紙をずっと持ってるよ。

……今日は、ピアノを弾いてもらいました。

ぼくが元気なかったからかな。

歌も歌ってもらったよ。

きみと一緒に聞いた歌。

……また一緒に歌おうね。

R』



S→R
『   』



R→S
『夜です。

静かな夜。

いつかきみが手紙をくれた日みたいな、星がすごく明るい夜。

きみはどこかで、この星空を見てるのかな。

ぼくの手紙と一緒かな。

……ぼくの手紙は届いてますか?

届いてればいいな、と思います。

届いてなくても、いいかなって思うよ。

届かなくても、きみを

R』



Sacrum Romanum Imperium → 『S』
  ――愛してる

Repubblica Italiana → 『R』
  ――大好きだよ

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